こんにちは、カオリです。
今回は、小さい子どもに多い野菜嫌いについて解説していこうと思います。
あなたのお子さんはいかがでしょうか?
私にも2歳の息子がいますが、野菜はいつも最後までお皿に残っています。
そして保育園で働いていた時も、野菜が苦手な子が多かったです。
いろいろ工夫を重ね、卒園する時には食べられるようになった子もいますが、あまり食べてくれないと心配になりますよね。
今回は子どもに野菜嫌いが多い理由と、保育園で野菜を食べてくれるようになった例を元に、食べやすくする秘訣をご紹介していきますね!
小さい子どもに野菜嫌いが多い理由は?
口に入れた時に感じる味は基本的に、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の5つに分類され、これを「五味」と言います。
赤ちゃんや子どもはこの中でも、苦味と酸味を嫌います。
苦味は「毒があるかもしれない」酸味は「腐っているかもしれない」ということを脳に知らせるからです。
特に小さい頃は味覚が発達しているので、大人より味を感じやすくなっており、野菜は特にこの苦味と酸味が強いので苦手な子が多いのです。
大人になるとコーヒーやビールなど苦いものでも飲めるようになりますが、これは味覚の変化と、食経験の積み重ねでできるようになることです。
また、野菜嫌いが多いもう一つの理由として、野菜の繊維や固さが原因になっていることがあります。
1歳から2歳くらいの子どもは、大人と同じ食事を食べることができません。
まだまだ口腔機能が未発達なので繊維をうまく噛みきれず、いつまでも口の中に残り、それが嫌で吐き出してしまう子もいます。
吐き出すとそれを脳が記憶し、次からもう食べたくないと思ってしまうのです。
食べやすくするための秘訣
それでは、どのようにすると小さい子どもでも食べることができるようになるのでしょう。
それにはまず上記でもお伝えしたように、子どもの口腔機能に合わせた固さ、大きさになっているか確認する必要があります。
1、2歳くらいだと、指でつぶせるくらいの固さと、スプーンに乗る大きさを目安にしてみてください。
葉物野菜は特に繊維が多く噛み切りにくいので、柔らかく煮てから繊維を断つようにして切ると食べやすくなります。
3歳くらいからは、大人より柔らかく、箸を使えるようになっているならば、箸で掴めるくらいの大きさを意識します。
奥歯も生えてすり潰すことができていれば、野菜の繊維を少し残し、噛むことを覚えさせても良いと思います。
ただ、吐き出したり、噛み辛そうにしているならば、子どもの口には合っていないので、柔らかくしたり繊維を断ち切るようにしてあげてください。
保育園でも、まず野菜が苦手な子にはその子の口の動きを見て、固さや大きさを調整し、2歳くらいまでの子はこれで7割くらい改善しました。
子どもの口腔機能にあった固さや大きさにできていれば、あとは味付けや食感を調理方法から変えてあげると食べやすくなります。
例えば、えぐ味があるほうれん草は、そのまま油でソテーするのではなく、茹でて冷水にとって絞ってからソテーすると、えぐ味が和らぎます。
ベーコンなど旨味のあるものとソテーするとお浸しにするとより一層食べやすくなります。
大根は米の研ぎ汁で湯がいた後、味付けすると食べやすくなります。
また、じゃがいもが嫌いな子は、ポテトサラダは食感がぐにゃっとして嫌だから食べないけど、フライドポテトはサクサクしているので食べていました。
このように調理法を工夫することでも、野菜嫌いはよくなってくると思いますよ。
まとめ
小さい子に野菜嫌いが多い理由と、その対策についてご紹介していきましたがいかがだったでしょうか?
お子さんによってよって食べやすいもの、食べにくいものもあると思いますので、まずはお子さんが今どんなお口の状態かしっかりとみてあげてくださいね。
また、お子さんによって何が嫌なのか原因を探り、どんな状態のものだと食べやすいのか想像を膨らまし、ママの心に余裕がある時に色々チャレンジしてみましょう!
毎日あれこれ考えてしまうとママも疲れてしまうのでリラックスする時間も忘れずに!
それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の管理栄養士カオリと学ぶ簡単子どものご飯でお会いしましょう!
さようなら!
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